SPLYZA Teams 卒業生インタビュー
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日本ハンドボール協会 三石 祐馬さん
プロフィール
・出身校: 中京大学
・部 活: 男子ハンドボール部
・卒業年: 2021年度
・就職先: 公益財団法人日本ハンドボール協会 情報科学専任コーチ
学生時代の役割
・選手兼アナリスト
SPLYZA Teamsを活用した経験が社会でどのように活かされているか
SPLYZA Teamsの活用を通じて「チームの皆で協力して取り組む経験」をできたことが、現在にも活きていると感じます。タグ付け作業にしても、自分一人でできる量は限られる中で、SPLYZA
Teamsはそれを皆で分担してできるのがポイントだと思います。また、分析によって出したデータ=正解ではなく、アナリストを含むスタッフ陣とプレーヤー達とですり合わせることによって、手持ちのデータを「チームの求めている情報」にすることができると学びました。
アナリストとして自分が算出したデータをそのまま全てプレーヤーに伝えても、好意的でない反応が返ってくることもある一方で、“ミスの数”や“パス数”などのシンプルなデータが大いに役立つ可能性もあります。分析とは、チームの最終的な目的である“試合でベストパフォーマンスを出すこと”や“試合に勝つこと”を実現するための1つの手段であり、そのために「チームが求めている情報を明示すること」が大切です。大学時代にSPLYZA
Teamsを使ってチームの皆で分析に取り組むことでアナリストとしてのスタンスが確立されていき、代表チームの分析に携わる現在にもその経験や学びが活きています。
SPLYZA Teamsユーザーへメッセージ
“アナリスト”というポジションでなくても、チームが必要としている情報が何かを考え、それを伝えることで、チームに貢献することができます。そして、さらに踏み込んだ分析の経験を積むことで可能性が広がります。ハンドボール界に限らず、アナリストの定義は曖昧な部分が多く、その分自身の強みを発揮できる領域も広いので、アナリストをはじめとして、代表やトップチームのスタッフになるというキャリアを実現するチャンスはあると思います。
ハンドボール部のない高校に通っていた自分が現在のポストに就けた要因を振り返ると、「1つのことをすぐやめずに継続すること」「やりたくないことにもトライすること」などが思い浮かびます。後者に関しては、「やりたくないこと=心地が良くないこと=ストレスがかかることには自身の成長のヒントが埋もれていて、そのストレスから成長のチャンスを見つけ、その状況を楽しめるようになること」と言い換えられます。
AI活用の進化など、現代は変化が激しく、何が正解かは本当にわかりません。パソコンやスマホ・タブレット1台で色々なことができる時代なので、まずは自分の好きなことや得意なことで突き抜けていく道を模索するのも良いと思います。スポーツをしている生徒・学生の皆さんには、突き抜けながらとことんその競技を楽しみきってほしいです。スタッフであっても選手であっても、根本ではその競技が好きだから続けていると思うので、色々な角度でその競技を楽しむこと。それが根底にあれば、やりたくないこと、ストレスのかかることも楽しめるようになると思います!
*2022年3月に実施した前回のインタビュー記事はこちら↓
【チームが求めている情報だけを明示する】元中京大学男子ハンドボール部選手 兼 アナリスト・三石さんインタビュー