スプライザでコソレンの運用イメージ

Cadenza football community

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Cadenza中阪さん (プレー分析:パーソナルオンラインコーチ)

ー現在のCadenzaさんでの「IDPシート運用方法」について教えてください。

IDPシートは1ヶ月先までの計画を選手と一緒に作成して、1ヶ月後の面談でシートを更新という運用をしています。面談では試合映像を一緒に見ながら、良くなった所、課題などの話をして、その課題を踏まえてどういう自主練をするか?の案などの話をしています。

このやり方を通じて、感覚派で計画を立てるのが苦手だった選手が、計画を立てられるようになってきました。「努力したらもっと伸びるのに」っていう選手にシートを一緒に作ってあげて、明確に目標を掲示してあげたら「じゃあやる」って、自主練するようになったので、「もう大丈夫、弱点ないね」となりました。

小学生だと1年後など遠い目標をイメージするのは難しいので、1ヶ月後とか短いスパンで目標を設定して、課題や進捗を映像で振り返るという取り組みでIDPシートを活用しているイメージですね。


ーIDPシートを活用する前はどのように運用していたのでしょうか?

紙やパソコン上に記録などはせずに運用していました。子供達にも口頭で伝えていたので、最初に決めた目標設定や、進捗状況が不明瞭になったりしていたように思います。


ー実際のところ、小学校高学年でのIDPシートの作成・運用は可能でしょうか?

もちろん、できる子もいるとは思いますが、実際はしっかりとコーチや保護者がフォローに入ってあげるべきかと思います。本人と喋りながら「どんな選手になりたい?」とか、「どんなプレーができるようになりたい?」みたいなことを聞きながら、シートを打ち込んでいくイメージですね。


ーIDPの取り組みの中で「目標にすべきサッカー選手」は、やはり必要だと感じますか?

サッカー選手を知らない子って結構伸び悩むんですよ。普段、所属しているチームのサッカーだけで頑張ってきていて、プロのサッカーの試合や選手のプレーをじっくり見たことない場合って、それ以上のイメージが持てないというか。なので「これを機会にサッカー選手を見てみよう!」と彼らには伝えるようにしています。今はコーチが全部教えてしまうこともあったりする中で、この「IDP」の取り組みにおいて、本人が「そのサッカー選手にどうやって近づいていけるか?」というすり合わせを自身でどう行うか。というのも大事なプロセスだと思っています。


ー選手によってそれぞれ運用方法を変えたりなどはありますか?

大枠の方針は変わらないですが、もちろん選手によって臨機応変にという感じですね。そもそもIDPの取り組みに向いているコツコツタイプの子もいれば、普段は面倒臭がっても試合では要領よくやれるタイプの子もいます。ただ個人的には、後者の”感覚派”なタイプの選手こそしっかりとIDPの取り組みを実施できれば更に成長できるはずなので、そこは満遍なく運用できればと思っています。


ーIDPシートを運用することでの、指導者側のメリットはありますでしょうか?

常に20人くらいを相手にしていると「どの選手に何を伝えたか?」というのが、曖昧になることも思います。シート上で管理していると自分の手元にもログが残るので助かっていますね。もちろん紙ベースでも出来ない訳ではありませんが、データであった方がよりわかりやすいかと。


ーIDPシートにそれぞれの目標などをまとめることによって変化はありましたか?

先ほども言及した”感覚派”の子がIDPを実践することによって、事前に計画を立てて、それを実行できるようになってきています。そこができるようになればもう弱点はないというか。「努力したらもっと伸びるのに!」って子が実際に努力するようになったケースも出てきたので、そこは大きな変化ですね。練習嫌いな子でも、明確に目標を提示してあげたら「じゃあ、やる!」ってなったりするので、取り組まない手はないなと感じています。

※SPLYZA Teamsを用いて「プレー分析×IDP」を実践している様子。

 

おおぞらサッカークラブ

おおぞらサッカークラブ

かい選手(おおぞらサッカークラブ)

かい選手(おおぞらサッカークラブ)

どこが出来ていて、どこが出来ていなかったか、映像でプレーを見ることで具体的にわかるようになりました。プレーを分析しながらもっと良いプレーを頭の中で想像して、チーム練習で意識して取り組んだりしています。また、コーチからのコメントが、自分を伸ばすヒントになって、自分の成長につながっています。

らいむ選手(おおぞらサッカークラブ)

らいむ選手(おおぞらサッカークラブ)

出来ている所、出来ていない所が映像で振り返るとわかりやすいし、そのシーンで「このスペースが空いていた」と気づくことが多くなりました。わかったことや気づいたことを意識して練習に取り組んで、修正できるようになっていて、自分の成長に繋がってると思います。

わたる選手(おおぞらサッカークラブ)

わたる選手(おおぞらサッカークラブ)

自分のそれぞれのプレーを自己評価すると、自分の良い所、足りない所がわかるようになりました。この評価を次の練習に活かしたいと思って、自分で考えたり、コーチからアドバイスをもらってチーム練習や自主練で修正する努力ができるので、自分の成長に繋がっていると思います。

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